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土地の簿価と時価の違いを解説!簿価がわからない時の対処方法とは?

簿価と時価の違いについてご存じでしょうか。
不動産の売買や相続を控えている方では、簿価の計算方法やその役割を理解するようにしましょう。

今回は、不動産の簿価や時価の違いについてと簿価が分からない時の対処方法を解説します。

□土地の簿価とは?時価との違いを解説

*不動産のとは?

不動産の簿価とは、土地や建物を購入した際の取得価格、すなわち帳簿に記録された価額のことです。
建物の価値は時間の経過とともに減少し、その結果、帳簿上の価値も年々減っていきます。
簿価は、減価償却費の計算や譲渡益の算出に求められます。
減価償却とは、耐用年数に応じて不動産の価値を帳簿上で減少させる会計処理のことです。

また、譲渡益は「売却価格-(簿価+売却に必要な経費)」で求められ、簿価の正確な把握ができなければ、適切な税金の算出ができません。

*時価と何が違う?

これに対し、時価は不動産の現在の市場価値を意味し、簿価と時価を比較することで売却の最適なタイミングや価格設定を決定します。
時価は、経済情勢や地域の開発状況によって変動し、売却の最適なタイミングを見極める上で重要な指標なのです。

□簿価がわからない時の対処方法

すでに亡くなった親から相続した土地で不動産情報がわからなかったり、先祖代々受け継ぐしきたりの不動産であったりすると、土地の簿価がわからない方がいらっしゃるかもしれません。

簿価がわからない場合、成約価格の5%を簿価として計算する方法がありますが、この方法は譲渡所得税が高くなるリスクが伴います。
譲渡所得税は売却価格が購入価格より大きい場合にその差額に対して課税されます。
土地の成約価格の5%を簿価とする方法は、取得費用も制約価格の5%で計算されてしまうため、取得費用が低く見積もられてしまうのです。

このため、正確な簿価の把握が望ましいです。
土地の簿価に関する資料は、相続や売買の際に大切なので、常に保管しておくようにしましょう。

また、土地の簿価に関する資料が見つからない場合は、関連する機関や不動産会社に問い合わせてみてください。

□まとめ

土地の簿価とは土地の取得価格のことで、時価とは市場価値を反映しているもののことです。
簿価がわからない場合に成約価格の5%を用いる方法がありますが、譲渡所得税が高くなるリスクが伴います。
土地の売却の際には、簿価と時価の違いを理解してスムーズな売却をしましょう。

当社は東大阪市周辺で、常に親身に、常に誠実に、透明感のある不動産サポートをしております。
不動産の売却に興味がある方は、ぜひ当社にご相談ください。

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