不動産の耐用年数とは?不動産の種類別に耐用年数について解説!
不動産の耐用年数とは、売却時にその不動産の価値がどれくらい減少したのかを求める際に必要な指標です。
耐久年数と耐用年数は違うものであることに注意してください。
今回は、不動産の耐用年数について解説します。
また、不動産の種類別に耐用年数を解説するので、お持ちの不動産の耐用年数がどれくらいかを確かめてみましょう。
□不動産の耐用年数とは?
不動産の耐用年数には3つの考え方があります。
1:法定耐用年数
不動産の耐用年数の考え方の中でよく聞くのが、この法定耐用年数です。
法定耐用年数は、国が定めたもので、不動産の価値を公平に算出できます。
また法定耐用年数は、不動産の種類や構造、用途によって一律に決められています。
2:物理的耐用年数
物理的耐用年数は、材質の品質や建築の仕組みが劣化して、建物の構造物が物理的に維持可能な期間を指しています。
適切なメンテナンスや改修により、物理的耐用年数を延長することは可能です。
3:経済的残存耐用年数
不動産としての価値がなくなるまでの期間のことを経済的残存耐用年数といいます。
不動産の劣化の程度や機能だけではなく、将来の補修や修繕費用も考慮されます。
□不動産の種類別に耐用年数を解説!
ここでは、不動産の種類別に耐用年数について解説します。
*木造一戸建て
木造一戸建ての耐用年数は一般的に20~22年とされています。
しかし、これは物件としての資産価値が減少する期間を指しています。
決して20年経ったからといって住めなくなるわけではありません。
また、適切な住宅診断や定期的なメンテナンスをすることで、耐用年数を延ばせます。
*木造アパート
木造アパートも耐用年数は20~22年です。
アパートの場合は、頻繁に入居者の入れ替わりがあるため、その都度メンテナンスをするようにしましょう。
特に水周りのメンテナンスにより、耐用年数を延ばせます。
*マンション
マンションは約47年の耐用年数があります。
鉄筋コンクリート造りの耐久性が耐久年数の長さの秘訣です。
また、マンションは、共有部分の定期的なメンテナンスがされていることも耐用年数が長い理由です。
□まとめ
不動産の耐用年数には、法定耐用年数と物理的耐用年数、経済的残存耐用年数の3つの考え方があります。
不動産の価値を長期間維持するためには、適切なメンテナンスをして、耐用年数を延ばす必要があります。
また、リフォームすることで、耐用年数が延びる可能性もあります。
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